みかんせい人 たなかともこ ちきゅうを歩く

常にみかんせい(未完成)は常に変われること、あれもこれもオモシロイ。

夫婦でロスを歩きました

さて、土・日に夫婦で

ロスアンジェルスまで行ってきました。

え?「ロサンジェルス」?

どっちでもいーよ 笑 発音は後者だな。

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今回の目的は

UCLA早稲田大学JACCC(日米コミュニティ文化センター)主催の

狂言ナイト」。

教えて貰って 行きたいなと思ったので

オットに話したら 彼も行きたい、と。

それで(子供を置いて 笑)一泊二日でね。

なのでダウンタウン宿泊です。

 

 

最近再開発が進んで、大分治安もよくなったとか。

おしゃれなお店もぽつぽつと。

 

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この美しい紫の花をつけた木はなんだろう?

あちこちの街角で花盛り。

 

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ランチに入ったのはThe Artisan House.

地元野菜などを使ったレストランで

併設の小さなマーケットでは

お店のセレクションの食材が手に入ります。

loveandloathingla.com

 


私はクラシックタイプのエッグベネディクト

(まぁアメリカでは外しにくいメニュー)

オットは「フライドチキン&ワッフル」というのを

興味本位でオーダーし・・・・撃沈。爆笑

どんな驚くマリアージュをさせるソースが在るのかと思ったら

種も仕掛けもなんにもない「そのまま」の2品で 笑った。

ハウスビールが美味しかった。

 

 

ダウンタウンをがしがし歩いて(ヒールだったのに 汗)

一万歩くらいあるいて疲れたからホテルへ。

1時間くらいお昼寝して、JACCCのホールへ向かいます。

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こいのぼりがかかっています・・・・が

なぜか仙台の七夕で見るような飾りも・・・

ま。とにかく「子供の日」雰囲気はいっぱい。

 

 

つづく。

 

デンバーのSakura Squareと日系人の歴史をみる

日系アメリカ人の方達は

当時の貧しい日本から

政府から勧められ

あるいは自ら「アメリカンドリーム」をつかみに

海外に出ていった方たちです。

当時の日本は本当に貧しくて

地方の家では長男以外は

自分の生きる術は自分で探さなければいけなかった。

 

 

海を渡って

理不尽な《人権を認められない》場所にあっても

真面目に一生懸命働いた人達。

勤勉さで成功を勝ち取ったのに

時代の波(と言うことにしておきます)で

財産は全て没収され 更に人権侵害を受けた人達。

戦争で敵味方になった祖国とその時の母国との間で

想像するのもおそろしいほどの苦しみを味わった人達。

家族が よかれと思った小さな意見の食い違いに引き裂かれ

家族や同胞のために亡くなったひとや

「ひと」として扱ってもらえなかった傷を抱えてしまった人や

もっというと

祖国から裏切り者扱いどころか

「忘れ去られた」人達です。

 

 

 

その辛い時代を乗り越えながら

西海岸地区の各都市の一等地には

日本人街が存在していました。

デンバーのサクラ・スクエアという1ブロックも

そういうところ。

 

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食料品店がありました。

沢山の日系のビジネスのちらしが貼ってあります。

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店員さんを一人捕まえて SLCから来たこと

SLCの日本人街をのこすために動いているグループに属していること

デンバーの日本人街のことを知りたいことを話し

だれか少しお話できませんか?と聞いたら

店長さんを呼んできてくれました。

 

 

このサクラスクエアをつくったひとのお孫さん。

1944年にお爺さんがここを始めたのだそう。

もちろん もっと小さい規模で。

その後 沢山の日系の人の力をあわせて

1ブロックを このエリアの日本人街として残そうと尽力されたのだとか。

 

 

その年代をきいただけで

どんな苦労があったか 全部は分からずとも理解出来ます。

しかもお爺さんは

Tule Lake(トゥーリーレイク、強制収容施設の1つ)に送られていて

お父さんは Amache(アマチ、コロラドにあった強制収容施設)だったと

別項で書けたら書きますが

Tule Lake収容施設というのは

一番監視も(入っていた人の言ではときに拷問も)厳しかったところ

この家族になにがあったのかは

推して知るべし・・・です。

 

 

彼女の話を聞いて(彼女もデンバーで私の様な地区保全に関わっていた)

勇気づけられたし inspireもされました。

 

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一等地に駐車場を確保しているサクラスクエア。

日本ではそういう規制はないかもしれませんが

商用施設には一定数の駐車場がないと

アメリカは施設運営が認められません。

(私はこれって、逆に日系社会の強みになると信じているんだけれど)

 

 

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ラルフ・カー元州知事。Wikiに飛びます。

彼の信念と英断に日本政府は感謝を示し

デンバーに領事館をおき

中西部の中心都市として日系企業進出も推したと聞きます。

背部には日本語での記載もあります。

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なんと、日系人の「英雄」Min Yasuiの胸像!

日系人社会には人権を守るために戦った法曹界の方々がいます。

彼もその一人。

その他 フレッド・コレマツ氏なんて、

ハワイ、カリフォルニア、ユタなどで

彼の名前を冠した記念日がありますよ。

 

 

 

真ん中の行がよめなかったけど

Believer in Truth (真実を信じるものたち)と

Freedom is Fragile (自由は脆いもの)という題名がついています。

 

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小さいながらよく手入れがされた庭園を持ち

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松と庭石と石灯籠が

彼らの現したかった日本の心なんだろうなあ。

 

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周りの高層ビルとの調和を考えながら植栽されている感じです。

 

 

 

私は色々な経緯で

日系アメリカ人のかたの歴史と今にいたるところ、というのを

多分他の方よりは(もしかすると多くの日系人よりも)知っていますが

日本の方に知って欲しいなぁ。

日本だって・・・戦後おなじ人権侵害を

受けた可能性はあったんです。

それを食い止めたのは昭和天皇陛下や

そのとき日本の文化に敬意をしめしてくれた

多くのアメリカ人たち。

 

 

重く深い歴史だけれど

私達は歴史の積み上がった上に生きている

いつもそう思うんです。

日々 子育てでつい そんなことに

目を向けたり心を傾けたりすることはおろそかになるけれど

知って欲しいな。

心のよりどころだった国から見捨てられたひとたち。

遠慮して 日本人に訴えかけることをしない人達。

一時的にアメリカに住んでいる私みたいな人間が

どうして社会で受け入れられ

優しくしてもらえるかの土台がどこにあったのか

日本人、恩義をわすれていいんだろうか。

国籍が違ったから関係無い って本当だろうか。

第三国に手を差し伸べる国が

関わりの深い国にいる彼らの

modestyで現さない 日本への敬意と愛を

そのまま流して良いんだろうか。

 

 

個人的にであっても

なんとか手伝いたいって思う理由なんです。

 

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デンバーのダウンタウン。そして領事館。

空港から、Aラインにのって

終点のユニオン駅まで。

アメリカの電車って 日本みたいな改札が無いところが多い。

あ、ヨーロッパもそうだったな・・・

ホームを出ると道路。

そこを渡るとこの駅舎があって

通り抜けできます。

 

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中はおしゃれに改装されて

カフェやらデリやらグレイハウンド(長距離バス)のチケットブースやら。

 

 

youtu.be

となりには水が踊るような噴水広場。

(上手く撮れなかったけど 追いかけっこしてるみたいになってた)

・・・実生活のとき ウチの龍さんたちはただ静かに私のそばにいて

話しかけてくることも滅多にないですが

もうここでは大喜び 笑

「まって、待って!ちょっと楽しいんだから!」と

一緒になって跳ね回ってました・・・

てかさ!氷理(ひさと)って凄くでかいのですが

小さくなって水と一緒に跳ね回るので おかしくて・・・

 

 

 

 

さて、駅舎の真っ正面の17th Streetをひたすら直進。

新旧の建物が混在するのはアメリカの古い町によく見られること。

それにしても、天気がいい・・・・

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この目前の左角ブロックだと思うんだけど・・・

 

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あまりに目の前の広場が大きくて

このブロック周囲を10分弱 うろうろしちゃったよ 滝汗

 

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拡大すると分かる?けど

この一階部分の奥まったところに

ちゃんと住所が書かれてた・・・

でもあまりの明暗の差に見えなかった!

デンバー領事館、この巨大ビルの30階にあります。

 

 

手続きのことなんかはここに書きました

とりあえず、予定してた10時すぎくらいになんとか着いて

30分強で書類を書き終えました。

 

 

書類が出来るまでどうしようか・・・

数日前から考えていたんですがね

ダウンタウン周辺の下調べしても あんまり気持ちが動かない。

なんでだろ、何でだろ? と思っていたのだけれど

ビルの1階に降りてきて気付きました

「このエリアの日系人のひとと話さなきゃ!」

・・・えーと、このあたりのことは

こちらのブログでまだ書いてないんだけど

私のパッションです。

 

 

日本を出て もう国籍も失っているけれど

日本の心を失っていない人達。

会って話せば「ああ、この人たちは同じ国の人だ」と

理解出来る人達。

日本人の 相手を慮る美しさを失っていない人達。

私はそういう人達との架け橋をつくりたいんです。

 

 

 

で、早速ググる

デンバー 日系食料品」

そこで大抵出てくるSAKURA SQUAREという言葉。

あれ?2ブロック行った先じゃない?

んじゃ、行ってみますか・・・

 

 

 

つづく。

 

 

デンバーをほんのちょっとだけ、歩く。

で、初めましてデンバー!だったんです。

飛行機の乗り替えと 講習うけにいってホテル缶詰、はあったけど

「まち」を歩くのはホント、初めて。

 

フライトは朝7時。

でも搭乗開始が6:20ってなってて

仕方なく(笑)6時に空港へ。

ソルトレイクの空港、こぢんまりなんで

チェックインをオンラインでしてあれば

混む時間かどうかにもよるけど 

到着は出発40分前、とかでOKなんだよね。

 

 

あ、でも子供達のお弁当と、私の朝ご飯弁当と

オットの朝ご飯(全部サンドイッチ)を作るのもあったから

朝は4時起き・・・

 

 

だというのに計器の故障疑い?とかで

出発は45分程遅れ。

でも到着は30分遅れというなんか、不思議な・・・

 

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有り難いコトに アップグレードで

ファースト/ビジネスクラス

待ってる間に周りを気にせず朝ご飯。

ちょうどいいところでコーヒー戴きました♪

 

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カップを持ち上げたらこんな一言。

やっぱさ、こういうの嬉しいよね。

 

 

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デンバーに着きました!

めっちゃおてんき!・・・というところで

「・・・あ!サングラス忘れた!」という痛恨ミス。

サングラスね、使い始めると有り難すぎてね。

恐らく年齢(w)もあるだろうけど

手放せなくなるのだ。

まぁ、今回は仕方ない。。。。

目をしばしばさせながら移動して、電車に乗ります。

一日券が9ドル?やっす!!!と思いながら

お財布を開けようとした私に

 

 

「あの・・・チケット買うんですか?」と

バックパック背負ったお姉さんが話しかけてきた。

 

 

「え?・・・あーはい。」

「コレ使って!1日多く買っちゃったの!」

 

 

 

ということで、まだ丸一日使えるチケットを・・・

 

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有り難いな♪

ちょっと胸は痛んだけど

ま、幸先良いということにしておきましょう。

 

 

 

ここからダウンタウンの領事館近くの駅まで

40分くらい乗ります。

 

 

つづく。

海外で印鑑証明を取ってみる!(3)・・・大切なまとめ・・・

この話はこちら↓の完結編。

印鑑証明・・・だと?!

海外で印鑑証明を取ってみる!(1) 

海外で印鑑証明を取ってみる!(2) 

 

 

日時を予約しデンバーへ飛びました。

はい、飛行機です。

往復$300くらい。(今回は早めに取ったのと、溜まったマイルで取ったのでそこまで痛くなかったけど。。。でも出来たらマイルは別で使いたいよね 涙)

 

 

デンバー空港から領事館までは

電車をつかって合計1時間くらい。

11時までに手続きを、という一文があったので

なんとか10時過ぎに着いたんです。

 

 

領事館の方はとても親切。

ひとつひとつ 書き方の注意も教えてくれるし

勿論それだけじゃなく

「印鑑証明」であっても自身が領事館に来なければいけないこと

日本に帰る際「登録抹消」を確実にしないと

後々面倒な手続きが待っていて困ること・・・なども教えて頂き

(ハイ、ホントにスミマセン。。。)

また 今年と来年あたまの「領事出張サービス」の予定も

きちんと教えて頂きました。

(2017年のユタは6月半ばと10月とに、

2018年の一回目は2月に予定されています。)

www.denver.us.emb-japan.go.jp

 

 

 

まぁ、どっちにしても今年の一時帰国までに(6月)

署名(サイン)証明か印鑑証明は

必要だったんで行ったのですけれどね。

 

 

通常 こういう業務を1日でするときは

11amまでに受け付け→3pmより交付 みたいな「原則」があるんですが

予約してたし そうそう領事館に足を運ぶ人もいないんでしょうね(笑)

超特例だとおもいますが

お昼までに全部準備して下さり、

一旦領事館を出ていた私の携帯に電話連絡まで。

「準備出来たので(でも午前の業務終了時間だった)午後いつでもどうぞ」と。

有り難いですねぇ。

 

 

で、もらったのがこちら。

印鑑証明です。

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それと、署名(サイン)証明。

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えーと、誤解の無いように書いておきます。

ワタシは今回、この先「いつ次のものが必要になるか」が分からないので

有効期限切れしないことをただ「祈りながら」

ワタシの判断で 両方とりました。

有効期限は「受け取り先による」のだそうです。

だから発行後3ヵ月とか6ヵ月とか、

安易に言えないんだそうです。

 

 

また海外在住者にとっては

原則「署名(サイン)証明」と、在留証明で

日本のちょっと小難しい手続きも基本的に全部OKなんだとか。

(後述しますが所定書式で、ということもあります。

 十分ご注意下さい)

 

 

 

今回私の誤解がものすごくありましたし

とても大事な事なので

 

「印鑑証明を取るメリット」は

相続などの手続きを

自分で帰国してやろうとする海外在住者

にはあるけれど 普通は・・・ない。

 

ということを強調しておきます。

 

 


   参考までに ↓ ↓ ↓ ↓


私が参考にしたページはFPの方のブログだったので

「日本に行って相続・不動産や自動車のことで自分で事務手続きをする場合

 在留している管轄の大使館や領事館でしか

 必要証明書類が発行されず、それは不便だ」ということが書かれています。

↓ここです。

 

(サイン証明は必ず滞在国に書類原本を持ってきて大使館に持ち込み、そこで証明をしてもらわなければならない、ということで)

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なので、自分で帰国して手続きを始めて・・・のひとには

国際間往復ということになりそれはちょっと大変だと。

 

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つまり、日本で親族が基本的な書類の準備をしてくれる場合は

「それを送ってもらって それに対応するサイン証明をとる」

のが一番ムダはすくない、そういうことですね。

(繰り返します、親族がいなくて自分で日本に行って・・・というときは

こちらのメリットはあるかもしれません)

 

   ***ーー***ーー***

 

私も今回「印鑑証明」「サイン証明」両方とりましたが

印鑑証明は「一時帰国中 相続のことで実印押印が必要な時」がでても

実印をもっていれば この証明書で海外在住であっても

法的に受け付けてもらえる印鑑となる ということ

(滞在二ヶ月の間にそういう事になるかどうかもまだ分かりませんが)

その点において 安心です。

一時帰国中に「あたらしい印鑑証明を」とか

サイン証明が特定の用紙添付じゃないとだめ、とか

そういうことに問題が無くなる、ということです。

 

 

一方「サイン証明」は

私は今回「形式2」というものを取りました。

これは所定の書式が無い場合に出して貰うものですが

事案によっては所定書式に「添付する様式」(形式1)で

作らなければ受理されない ということも在るそうです。

 

 

この2つの証明書類の使い方の違いなど

一般ぴーぽー(ふ、古い・・・)には分かりづらいことが多いですが

「帰国して書類に触ることがあるかどうか」にも拠ると思われます。

ご注意下さいね。

日本では住民票がうつされると印鑑登録も抹消されますが

 海外では「末梢手続き」を自分でしないといけません。

 海外在住で大使館・領事館の管轄を動く、というときも 

 必ず旧管轄の大使館・領事館からの「印鑑証明抹消手続き」してくださいね。