病院行くの怖い。
もともと診察する方だったから
病院受診(タイミング、考えられることなど)について
時々尋ねられます。
(さすがに引きこもりの現在
そこまでして聞いてくるのは
ごく近しいひとだけど)
でもそれ、受診した方がいいよ・・・というときは
やっぱり心配な状況があるときですが
今 一言相談したい、っていう友人達の気持ちが
ちょっと、なんだけどわかる。
「病院 コワイ。」
まんじゅうコワイ、は好きだから良いんだろうけど
病院のこわさは
起きていない可能性にびくびくする怖さ。
先日 外耳炎から
ちょっとひどい周囲の組織の炎症まで起きまして
あ、4ー5日ではひいたんだけどね
(そしてこれがあるから まだ今様子見してるんだけど)
最近 時々ね
そちらの耳に「ざーっ ざーっ」という
かすかな音が聞こえる。(オバケじゃないよ)
手首の動脈の拍動と一緒
片側性拍動性耳鳴りっていうけど(まぁそのまんま)
きこえたり、聞こえなかったり。
痛くも痒くもない(あ、ちょっと右耳の耳道はカユイ)
他の症状はない(しびれとか動きにくさとか とかとか)
最初に気付いた時 流石にちょっと悩んだ。
外来で診断するって、
症状→考えられる「よく見る病気」と考えられる「見逃せない病気」を
考えるんだけど
よく見る病気、は 大抵何もしない(経過観察ってやつ)か
一時的な処方でなんとかなる。
後者は 結構おおきな病気を意味します。
で、このざーっ音でコワイのは 多分アタマの中の動脈瘤。
動脈瘤、つまり「コブ(瘤)」です。
血管にコブができて
血流が渦を巻くので雑音として聞こえる。
例え見つかっても
根治療法はなく 血圧コントロール、みたいな
対症療法のみ。
でも受診して「それ」があるかないかを調べて
血圧が高くないか調べて
予防しながら 周りの人に「万が一動脈瘤が破裂したら」の話をしておく
できることはそんなもの。
(・・・アメリカだと緊急じゃないからその検査が
スゴク高くつくし時間もかかるんだけど)
そこでちょっと考えた。
病院へ行く・検査予定をたてる→面倒!!!
動脈瘤が万が一見つかったら?→めちゃコワイ!
・・・・あ、今初めて
病院行くのがこわい、と思う人達と
同じ気持ちになれているのかも。
と、思いました。
コワイのは いつ来るか分からない「病人状態」になること。
突然 いろんなことにシャッターがおりちゃうこと。
家族のコト、仕事の事・・・
ん?
何もまだ起きてないのに。
ついでにいえば
「急変」「突然倒れる」「突然死ぬ」って
ぴんぴんしてる人にだって起こり得る。
むしろ あしたが普通にあるとおもって
だらだら生きてる時間の方が
ずっと怖くないか????
・・・なんか なかなか高尚なところへ
辿りついてしまった 笑
ここまで考えると「病院コワイ」は
すごく大切な部分かも?
。。。ってのは気のせいだわ。
「いや、ホントは面倒くさい、痩せろっていわれるのが面倒」なのかとおもう。
どこまで面倒くさがりなのかと
少々 自分でもあきれます。
でもね 自分メンテ だいじ。
自分の状態を冷静に数字で受け取ってみるのも大事。
そのうえで できる事 やらなきゃいけないこと
「ほんとにやりたいこと」
そういうことを決めていかないとね。
(こんな風に搬送、だけはされたくないや。)
病院行くのコワイ、は
しっかり考えてみれば
自分が延ばし延ばしにしていることをちゃんと見ようよ、っていう
そんなもんかもしれないよね。
(因みに今は全く聞こえません。
ということで、要経過観察 w)