ギリシャ(20)〜クラシカルツアー2日目:デルフィへ
記事が長くなったので2日目のオリンピアの続きです。
オリンピア遺跡+考古学博物館、で
あっという間に午後1時半。
ツアーで契約しているレストランで昼食。
※ ツアーは時間の節約・人数的なところで
ランチなどは契約しているところが殆どです。
・・・がっ、ランチ代は別途、というときは注意
大抵 高くてお味は・・・っていうのが当たってしまう。
まぁ、理由を考えれば分かるンですけれど・・・
ツアーだとあれこれ考えて安い、ということであっても
「食事するものを探し出し楽しむ」ということは
残念だけど諦めないといけないことが多いですね。
このあと オリーブオイルや土産物を売っている店に立ち寄って
(買っても買わなくても・・・)
パトラという港町から橋をわたって デルフィに向かいます。
約3時間半の道のり。
ここ、自分でレンタカーで移動してたら
橋を使わないかも・・・フェリーは橋の値段の1/3〜1/5らしいです。
ここで最後の休憩を。結構な長距離ドライブだしね。
ちなみに、最初にこの4日間ツアーは一人$600くらい、って書きました。
レンタカー(オートマチック、ワーゲン社のPOLOとか)をすると
4日間で大体$200って感じです。
ガソリンは日本とあんまり変わらない感じかな。
問題は「初めての道を 1日6時間とか 運転できるか?」というところ。
出来なくはないけど、運転って結構体力勝負。
そのへんは、経済性をとるか 折角の訪問を十分に楽しむか、で
選んで下さいませませ。
あれ?なんか、ナフプリオ(前日)の写真がココに紛れてた。
・・・まぁいいか 笑
デルフィ(古語ギリシャ語ではデルポイ)はそれこそ、
紀元前7世紀くらいから
巡礼や神託をもらうために
沢山の人が通ったところ。
デルフィのアポロンの神託を特に有名にしたのは
紀元前480年のサラミス海戦と、その数年前の神託。
再度送られた使者に渡された神託は「木の壁をつくれ」
これを当時「木の壁=軍艦」と解釈、10年かけて船団をつくり
結果 ペルシア戦争に奇跡的な勝利をおさめることとなりました。
・・・って話が特に有名ですが
あとはアレキサンダー大王が神託を貰いに行ったら
のらりくらりと巫女が神託を渡さない。
大王が巫女の髪を掴んで怒ると
「大王よ、あなたには敵わない」と巫女が言った言葉を
「そうか、神ですら私に敵わないというのか」と解釈したとかなんとか。
今も昔も、神託を受けとり言葉にするもの(さにわ・審神者とか)は
必要な情報を「できるだけそのままに」伝える力が要求されるのよね。
そして その言葉をどう受けとるかは
また、そのひとの判断なんかに寄るのだよね。。。
デルフィに向かう途中のイオニア湾。
風景がさぁ・・・先日 中村凰伯(こうはく)先生に描いて貰った
まさにそんな感じなんだよな 汗
オレンジ屋根も・・・
ホテルについて夕飯の前に 少し散策。
1件のお土産屋さん(というか骨董品店)で
オットと私で買うかどうか悩んだアスクレピオス像がありまして。
(エピダウロスの記事にリンクします↑。)
結局買わなかったんだけど・・・
その後 あの良い味だしたアスクレピオスには出会えず。
まーーー。土産物ってそういう出会いだよねぇ。
本日のワイン。ナフプリオンで購入した2本のうちの一本ね。
明日はギリシャでも最も神聖、といわれるデルフィ〜!!