ギリシャ(21)〜デルフィ1
タイトル長いんで(もっと早く気付け!)変えましたww
前日かなり雲が垂れ込めていたので
天気、大丈夫かなぁ?と思ってたのだけれど。
なんのなんの!
ホントに今回の旅は天気に恵まれました。
(これでも私、一昔前まで超のつく雨女でした・・・)
宿からバスで10分ほどでデルフィ遺跡に着きます。
私達はデルフィ遺跡、カスタリアの泉(禊ぐところ)のさきにある
プロナイア(マルマリア)の神域へ行きました。
しばらく斜面を下っていくと着きました!
手前は新アテナ神殿遺跡。
この写真をとってる左手くらいが神官達の家といわれてるところ。
オリンピアがすごい、と言ったあとですが、
ここもまた!とんでもなくびりびりした体感を伴う場所でした。
りっぱな柱がみえるのは「トロス」と呼ばれる円形神殿、
白い部分は復元された部分。
もともとはBC380年ごろに作られた、といわれてますが。
こちらは旧アテナ神殿。
もともとの神託を受けていた場所、とされる場所です。
紀元前8世紀頃、って言ってたかな?
斜面の狭いエリアに作られた神域。
坂の下にもこうやって紀元前の石造りの遺跡が。
神託を受けるために寄贈された宝物を入れていたのだとか。
そしてトロス(円形神殿)。
ここはアポロンの神託が有名になり始めた頃
神託を受ける場所を移し 神殿を建てたのだとか。
もともとここは大地の神ガイアの子・ピュトン(英語読みではパイソン)が
治めていたとされる土地。
(リンクはWikiです、神話の概要ものってるのでどうぞ)
ゼウスの正妻ヘラは ゼウスと関係を持ったレートーに嫉妬し
ピュトンを差し向けてレートーを殺そうとしたが
ゼウスやポセイドンが助け 無事アポロン・アルテミスを出産。
ピュトンは預言どおりゼウスとレートーの子・アポロンとアルテミスが
母を殺そうとした仕返しにと殺したと。
アポロンはピュトンを手厚く葬り
「世界のへそ」オムパロスの岩の下に埋めたとされます。
神託をうけとる巫女ピューティア(英語はパイシア)は
地面から立ち上る煙(ピュトンの吐き出す霊氣といわれる)でトランス状態になり
それを神官が言葉に翻訳していたのだとか。
あ、もう今はやってないそうですが。。。
さもありなん、というくらい
大地の力を感じる場所でした。
もうこの写真を撮る頃には慣れてたんだけど
とにかく新神殿あたりから旧神殿にむかうあたりの
足元から這い上がる磁場の渦のようなもの・・・
音ではない音楽がアタマの中に響く感じです。
最後にもう一度、新アポロン神殿と奥のトロスと。
もうこの辺りに映えている草木からして
ぜんぜん力強さが違うもんね・・・