大地と会話をしに(2)
アメリカの国立公園には
その土地そのものを楽しむもの
自然保護とawarenessを目的としたものなんかと
ここ Mesa Verde National Parkみたいに
世界的にも大切なヒストリックエリアを保存する、という
そんなものもあるんです。
アメリカにはネイティブアメリカンの「自治国」ナバホ共和国があります。
ドルは使えますが かなりいろいろな自治権をもっている。
貧富格差も無知による差別もあるものの
自治国であるっていうのは
大事なことでもあるとは思うんですね。
で、メサベルデといえば
600年 ほぼ忘れ去られていた土地
いや、ネイティブアメリカンのひとたちにしてみれば
聖なる土地なもので 教えなかっただけ、かもしれないけど。
降ったり止んだり、の雨は
ゲートシティでは土砂降り
個人的に「歓迎」だと知っているんだけど
こそっと うちの龍さんたちに
雲を割っておきなさい!と指示しておきました。
で、キャンプ場入りしたときはこの空 笑
ぐっじょぶ♪
ゲートシティに立ち寄ったのは
レンジャーツアーチケットを手に入れるため。
これがないと入れない遺跡があります。
(2017年8月現在 スプルースという1箇所は天井部分が不安定で立ち入り禁止中)
で、ラッキーにも その3箇所全部二日間でまわれることに。
まずは「バルコニーハウス」
辿りつくには
こんなハシゴを下りないとダメです。
保存状態ももともといいほうだけど
もちろん 多くは沢山の歴史学者と
ナショナルパークサービスの努力の賜。
これが名前の由来
バルコニーのある家。
飛び出してるバルコニーをつくってる木や
その上のスプルースの枝やかぶせているクレイ(粘土)は
基本オリジナル!!!800年以上前のもの
コレをみていると
アメリカ南部〜メキシコの
アドビ、といわれる家の建築の特徴のながれが
わかってきます。
砂岩のあいだの窟状になったところに
家をつくり住んだとされています。
ここへの出入りは「岩壁伝い」
各部屋への出入り口は小さくて
当時のひとは小柄だったのだと推測されてます。
そして それらの遺跡のあるところに
絶対条件であったであろう
「水源」
(見えるかな?拡大してね、下の方にキレイな水が溜まってます)
ちいさな土地の神様と 見えない蛇さん(?爬虫類っぽい)とが
じっとこちらをうかがっていましたので
挨拶だけしておきました。
観光客、として足を踏み入れ
当時の人間の生活に思いを馳せる
そんなもんで 私の仕事はいいのか?と思いましたが
(というか いつも思ってる)
答はその数時間後にすぐ貰いました。
これがOKでなくてなんというんでしょうか 笑
しかも殆どの人が気付いてない、
おい、いいのか、アメリカのキャンパー!ww
でも答あわせ?はまだ続く。